約25坪の土地に建つとは思えない、広々リビングの家を実現したFさん。同社を知ったきっかけは、土地を探してくれた不動産会社からの紹介だった。「最初は建売住宅を探していたのですが、私たちの建物プランへの要望がとても多かったことから、担当してくれた営業の方が、『注文住宅の方が良いのでは』とデザイン住宅が得意な会社を数社紹介してくれたのです。たまたまその営業の方も自宅を建てようとしていて、依頼しようとしていた会社が、紹介してくれた中の一つであるTAINN DESIGN 一級建築士事務所だったのです」とFさん。
その後、数社の建築実例を見学した中でも同社のデザインが最も気に入り、依頼を決めたという。「土地を購入するタイミングで図面を出していただいたのですが、コストとのバランスの良さも決め手になりました」とFさん。
「妻と私のたくさんの要望も、建築士さんが意図を汲んでプランに反映してくれましたので、スムーズな家づくりでした。土地が狭くても、階段下から屋根裏まで、空間を使い切るプロの提案で収納スペースもたっぷり確保でき、とても暮らしやすいです。ロフトは子どもがいくら散らかしてもいい遊び場になっているので、親のストレスも激減しましたね(笑)」とFさんは話す。
機能とデザインの、ステンレス
夫人が自宅で料理を教えているため、広いリビングと広いキッチンにこだわったFさんご夫妻。20.5畳もあるLDKは、吹き抜けでより広がりを感じる空間。ヘリンボーンの床がクラシックな雰囲気を醸し出す。どのメーカーのものでも自由に取り入れられたというキッチンは、ステンレスのワークトップで美しく機能的
真っ黒のハコ
シンプル&シックな黒の外観に、木調の玄関回りが優しい印象を添えている。「キッチンなども、メーカーを指定されることなく自由に選べたのがよかったですね。デザインもコストも重視したいという方に、TAINN DESIGN 一級建築士事務所さんはおすすめだと思います」とFさん
見えないオシャレも楽しむ
キッチンの横にあるパントリーは濃いブルーのクロスとダウンライトで、収納ながらオシャレな空間に。食材だけでなく食器も収納しているため、出入りが多いので扉をつけず、入口は同社の提案でアーチ形状の下がり壁にしている
ちいさなギャラリー
子どもの自転車やキックボードも置ける広い玄関は、「靴の数が多い」という要望により、下足入れのほかに大容量のシューズインクロークが提案された。また壁のニッチも同社の提案で、「使ってみると、鍵なども置けて便利です。廊下にもニッチがありますが、そこには子どもの絵や写真を飾っています」とのこと
階段下もムダにしない
階段下のスペースを利用したシューズインクローク。スキー板やスノーボードなども収納できる便利な大型収納は、空間を使い切る同社の設計力によるものだ。こうした収納スペースも、アーチ状の垂れ壁でデザイン性の高い空間に
小さい頃はみんなで。大きくなったら分け合って
プライベート空間である個室は1階に配置。子ども部屋である洋室2室の間は、壁で仕切らず開閉自在な引き戸を採用し、繋ぐ・仕切るが簡単にできるように。子どもが小さいうちは、このように繋げて大空間をつくり、親子が一緒に寝られる寝室としても活用することができる
水まわりは爽やかに
ゆったりとした洗面室は鮮やかなマリンブルーを差し色にして、爽やかな空間を演出。広く見えるようLDKは白基調で色を抑えた分、他の空間はアクセントクロスで雰囲気を変えて個性を出している