建築実例

細部までこだわりが光る家

住宅関係の仕事に携わり、以前からTAINN DESIGNを知っていたというFさん。「品質もデザインも良い家を建てていて、信頼できる会社」と候補に入れ、TAINN DESIGNを含めて4社にプランと見積もりを依頼した。「4社の中で、とにかくプランがダントツに良かったんです。ファーストプランでかなり気に入るものを出していただけて、コストバランスも良かったことでお願いしました」(Fさん)。 仕事柄、間取りはもとより設備や素材にいたるまで、こだわりや要望が多かったFさん。自らメーカーのショールームへ行くなどして商品を決めることも多かったが、「指定したものをしっかり取り入れ、しかもリーズナブルに揃える努力もしていただきました。質問に対する回答のテンポも速くて、対応力、知識、アイディアの多彩さを実感しました」。 中庭のある間取りは、プライバシーを確保しつつ、開放的に過ごせる空間を生み出す。中庭にあるシンボルツリーが暮らしにアクセントをもたらしてくれるだろう。外構も同社に依頼し、こだわりのタイルで重厚感あるクローズ外構に。「要望を全て詰め込んでいただけたので、本当に満足度の高い家づくりでした」と語るFさんだ。
家族構成 夫婦+子ども2人
価格帯 2940万円
所在地 練馬区関町南
延床面積 110.7㎡(33.49坪)
敷地面積 115.82㎡(35.04坪)
竣工年月 2017年

担当
中山 毅

見る角度で表情が異なる
シンプルモダンな白基調の外観は、見る角度により異なる表情を見せる。外観がシンプルな分、塀のタイルにこだわったという重厚なクローズ外構も、建物とトータルで対応。隣家が迫る立地ではないが、小窓をたくさん確保してプライバシーを守りながら採光性を確保し、明るい室内空間を実現
構造梁もアクセントに
“住宅のプロ”であるFさんの、たくさんのこだわりや要望に応えた。存在感のある天井の梁は、実は構造梁。「クロスしているので、折上げ天井にしてデザインとして見せては」という提案で表しに。スタイリッシュなリビングの印象的なアクセントになっている
見せるも隠すも意識して
上質感溢れるキッチンはワークトップの素材にまでとことんこだわり、商品を指定。夫人の希望でリビング側から手元が見えないようカウンターには立ち上がりをつけており、立ち上がり部分は収納スペースにもなっている
ネットで探した板材を組み込む
和室の床の間は夫人のこだわり。ネットで探したという漆塗りのような床板と床柱が間接照明に映え、縁なし畳も和モダンな雰囲気。和の雰囲気を高める地窓は採光性とプライバシーを両立。畳の上では優しい光に包み込まれて寛ぐことができる
ホテルライクな空間
8.5畳のゆったりとした主寝室には、Fさんの希望でカウンターを造作して書斎コーナーを設けた。ドアの向こうは大型のウォークインクロゼットになっている。アクセントクロスや間接照明がホテルのような上質な寛ぎ空間を演出
色や素材にこだわる
ソファーにゆったり座りながら、中庭が眺められるリビング。テレビが掛かる壁面は白を基調としたタイル、その両側に配置された窓周りはクロスした天井の梁に合わせたオーク色のボード。白×ダークオークのメリハリも美しい、スタイリッシュな空間に仕上がっている
生活感を抑えて
外から帰ってすぐに手洗いできるよう、玄関ホールに造作の洗面台を設置。壁のタイルも洗面ボウルも全て外国製にこだわり、機能性だけでなく高いデザイン性も追求。素材によって、生活感が出がちな空間もスタイリッシュな仕上がりに
たっぷりしまう
床のタイルが重厚感を感じさせる玄関。大容量のシューズインクロークには靴以外もたっぷり収納でき、いつもスッキリした空間を保つことができそうだ。壁にはちょっとしたものを置いたり、飾ったりすることができるニッチもある
心やすらぐ空間
シンボルツリーを配した中庭はプライバシーも守られ、椅子に座って日光浴しながら本を読んだり、コーヒーを飲んだりする癒しの空間に。ライティングにもこだわりがあり、夜にはシンボルツリーがライトアップされて美しく映えるよう照明を設置
構造柱を生かして
造作したワークスペースとして使えるカウンター。縦格子のうち1本は構造柱だが、1本では周りがデッドスペースとなりがちなため、6本のデザイン格子としてほどよい間仕切りにすることを提案

その他の建築実例