建築実例

空間を遊ぶ、
秘密基地のような家

空間を遊ぶ、秘密基地のような家

デザインだけでなく、頑丈な建物構造も重視していたというTさん。候補だった6社によるプレゼンテーションの中で、構造について最も明快な答えが得られた会社がTAINN DESIGNだった。

「建築実例を見てデザインの良さはよく知っていましたが、構造についてもわかりやすく説明していただけたことが決め手になりました。その後、約1年半かけ、30回以上も打ち合わせをしてプランを練りましたが、担当の建築士の方と話しながら一つひとつ決めていけたので、本当に有意義な期間でした」とTさん。その期間は、本社に隣接した小平モデルハウスが更地から完成を迎える期間とも重なり、「モデルハウスができる過程を見ることができ、すごく参考になりました。

キッチンの天井の天然石など、実物を見て『これ、いいね』とプランに取り入れたものも多かったんですよ。最も参考になったのはメリハリや高さの変化がある空間で、それは絶対に取り入れたいと思いました」。

完成した家にはロフトが4つ、半地下のような和室もあり、空間使いの楽しさがぎっしり。「子どもたちは友だちが来ると、みんなでロフトで“基地ごっこ”をして家中走り回って遊んでいます」とTさん。完成こだわりをとことん叶え、子供だけでなく、大人も楽しめる秘密基地の家が完成した。

家族構成 夫婦+子ども2人
価格帯 2200万円
所在地 東京都
延床面積 81.00m2(24.50坪)
敷地面積 101.62m2(30.74坪)
竣工年月 2017年9月

担当
鶴田 慎一郎

空間に変化をつける
空間に変化をつけて、広く見えるよう折上げ天井にしたLDK。アーチ状の下がり壁と、奥の階段下収納は黒とビビッドなブルーという大胆な色使いで遊び心もたっぷり。ロフトの下の半地下のような空間には和室を設けている。「建ぺい率が厳しく床面積に制限がありましたので、“抜け感”を大切にしたいと、目線を遮らないつくりにこだわりました」とTさん。ハシゴが掛かるロフトは収納として使うほか、音響・映像機器を置いてホームシアターを楽しむ予定も
半地下の和室
リビングから階段で降りる半地下のような空間に和室を配置。3畳というスペースながら、Rの下がり壁の床の間、間接照明やアクセントクロスで和モダンの雰囲気が演出された素敵な空間に。フロアの段差を利用して収納も設けられている
天然石やタイルが主役のキッチン
キッチンの天井は小平モデルハウスを参考にした天然石。カウンターの立ち上がり部分や壁は夫人のこだわりのモザイクタイル貼りで、Rの下がり壁も優しくナチュラルな雰囲気を添えている。キッチンの棚は目線が抜ける造作の吊り棚
オープン収納で目線の抜けを
夫妻の寝室のクロゼットは、目線の“抜け感”を出すことに加え、出し入れもしやすいよう扉のないオープン収納を希望。クロゼットの右側に見えているのは構造上の筋交いだが、壁で隠すと狭く感じられるため、敢えて表しとして、黒の塗装で部屋のアクセントに。クロゼット内の赤にも映え、大人の遊び心を感じさせる空間となった
25坪でも、収納は欠かせない
延床面積が約25坪ながら、家中に収納をたっぷりと確保しているT氏邸。夫妻の寝室の上のロフトには、ハンガーパイプを渡して衣類も収納できるつくりにしている。約3畳の広さがあるから、衣類のほか、季節用品などの収納にも便利だ
子どもたちの遊び場
2つの子ども部屋にもそれぞれ梯子で上るロフトを設置。こちらは、今は“秘密基地”として友だちとの遊び場になっている。隣接のもう一つの子ども部屋とは壁で隔てず、間を引き戸として、仕切る・繋げるが簡単にできるようプランニングしている
ハイドアで広く見せる
玄関にも収納スペースが充実。大型収納で玄関ホールが狭い印象にならないよう、LDKへの入り口やトイレには天井までの高さのハイドアを採用したため、空間がスッキリと広く見えている。玄関収納は、収納量を確保しつつ、写真や花を飾れるカウンター付きのものを選択
石と木の家
内装・外装ともに、“石と木”にこだわったというTさん。外壁のサイディングも石を感じさせるものを選び、ドアは木製に。「打ち合わせに長い時間付き合っていただいたので、隅から隅まで納得のゆく住まいができました」
既成品を上手く組み合わせる
キッチンの脇には洗面化粧台を設置。こちらは造作に見えるが、既製品をうまく組み合わせてコストを抑えた。「建築士の方は、要望に合わせてアイディアを出してくれることはもちろん、予算オーバーになりそうなところは既製品をうまく組み合わせて、コストダウンまで考えた提案をしてくれたのがとても助かりましたね」とTさん。天井や鏡の下は、キッチンと同じ天然石とモザイクタイルで仕上げている

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