建築実例

子どもたちがたくましく育つ家

Oさん邸のコンセプトは「遊べる家」。

何といっても主役は、リビングの吹き抜けに張られたアスレチックネットである。

Oさんのアイデアを活かしたこのプラン。

もともとはご自身が寝っ転がって寛ぐ予定だったが、

今ではすっかり子どもたちの遊び場になっている。

 

ひょいひょいと軽快にネットの上を歩きまわるお兄ちゃんと、

その後ろをゆっくりついて行く妹さん。

ネット越しにリビングを見下ろすと、子どもにとっては少し足がすくむ高さだが、

一切動じることなく兄妹そろってアグレッシブで、ずっと笑顔だ。

アスレチックのある暮らしは、子どもたちをたくましく育ててくれるのかもしれない。

 

人工芝を敷きつめた、室内のサッカーフィールドもポイント。

サッカーを習っているお兄ちゃんと、週3日のフットサルを欠かさないOさん。

突然始まる親子のPK合戦はO家の日常風景だ。

 

「アスレチックにサッカー、それからかくれんぼ。

家遊びのバリエーションがたくさんあるので、子どもたちは退屈せず、

いつも楽しそうに走りまわっています。

そのうち子どもが大きくなったら、アスレチックネットは取り外す予定。

今度は、吹き抜けの開放感を存分に味わえるリビングです。

きっと今とは違う姿を見せてくれるので、

また新鮮な気持ちでこの家を好きになりそうです」(Oさん)

家族構成 夫婦+子ども2人
所在地 東京都府中市
本体価格帯 2000万円~2499万円
敷地面積 102.07m2(30.8坪)
延床面積 81.40m2(24.6坪)
竣工年月 2022年12月

担当
上野 紫音

3つの素材を組み合わせる
モルタル、サイディング、タイルを使ったオリジナリティ溢れる外観デザインだ。吹付け断熱のおかげで寒さが軽減され、冬は最小限のエアコンと床暖房で快適に過ごせるという
吹き抜けのアスレチック
LDKで寛ぎながら、子どもたちの様子を見守ることができる。小屋裏収納へアクセスできる階段は、スケルトンタイプと悩んだ挙句、ひな壇階段を採用した
グリーンをアクセントカラーに
フルフラットなオープンキッチンは、夫人が好きなホテルライクな雰囲気に。パントリーは既製の収納ボックスやかごがぴったりと収まるように調整している
生活感をさりげなく遮断
夫婦お気に入りのグラフテクトのキッチンは、同社のモデルハウスを参考にしたもの。階段の出入口とキッチンの出入口をあえてずらすことで、キッチンの中が見えないように配慮している
いつの間にか体幹もばっちり
小屋裏収納からの眺め。子どもたちはすいすいとアスレチックネットの上を歩いていく
洗面はLDKの隣が便利
着替えが多い子どもたちと、週に3日はフットサルに通うOさん。洗濯する機会が多いので、スピーディー&ふかふかに仕上がるガス乾燥機が重宝している。LDKとスムーズに行き来できる動線も便利だ
親子のサッカーフィールド
雨の日も練習できる室内のサッカーフィールド。将来は壁で仕切って、二部屋にセパレートできる。キッチンと同じグリーンのクロスがアクセントだ
アーチの奥はたっぷり
玄関はコンパクトな手洗いを完備。左側のアーチの奥は、大容量のシューズインクローゼットになっている
いろんなグリーンを、いろんな場所に
トイレにはニッチを作り、優しいグリーンのクロスでコーディネートした
ヘリンボーンに映えるブルー
ヘリンボーン張りのぬくもりに包まれたナチュラルな空間に、ブルーの扉がアクセントとして利いている

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