2025.09.12
目次

土間リビングは、玄関の土間をリビングの一部として取り入れた空間です。
土間部分はモルタルやタイルなどの床材を使用し、土足でも利用可能で、内外の境界を曖昧にし、開放感をもたらします。
この記事では土間リビングの魅力やメリット・デメリット、設計のポイントなどについてご紹介します。
土間リビングを検討している方はぜひ参考にしてください。

土間リビング導入前に知っておきたいデメリットと、その対策をご紹介します。

土間リビングはその自由度の高さから、様々なシーンで活躍します。
ロードバイクやキャンプ用品のメンテナンス・収納、DIY作業場として使うことができます。
靴を脱がずに気軽に立ち寄ることができる、カフェのような応接空間にすることで楽しい空間になります。
汚れを気にせずペットが遊べるスペースや、夏場のクールダウンスペースとして活用できます。
ペットの散歩の後に家事をする際もスムーズに移動可能です。
おもちゃを広げたり、汚れることを気にせず遊べる創造的な空間になります。
大きな窓で外部と繋げ、観葉植物を飾る半屋外空間にすることで、より開放的で明るい空間になります。
ベビーカー、アウトドア用品など、大型で汚れやすい物のスマートな収納場所としても活用できます。

理想の土間リビングを実現するための設計のコツを押さえましょう。
まず、目的と配置を考えましょう。
土間リビングをどのように使うかを明確にし、日当たりや動線を考慮した広さと位置を検討します。
次に、断熱や防湿を徹底します。
これは専門業者と相談し、床下や壁、窓の断熱・防湿対策を最優先で計画することが重要です。
そして、床材選びも不可欠です。
床材はモルタルやコンクリート、タイル、石材などから、デザイン性、耐久性、そしてメンテナンス性を考慮して選びます。
また床材はお家のデザインにも影響を与えます。
例えば、コンクリートやモルタルはモダンで無骨な印象を与えますが、耐久性がありお手入れが簡単です。
タイルは、色柄が豊富でデザイン性が高く、清潔感を保ちやすいです。
石材は御影石や大理石などを用い、高級感や重厚感を演出することができます。
デザインやメンテナンスのしやすさ以外にも、場合によっては滑りにくさも重要な要素です。
床材以外にも照明・収納の選び方も大切です。
照明計画はリビングの照明との組み合わせを考えることで、より最適な照明を選ぶことができます。
収納計画は、趣味の道具や生活用品をすっきり片付ける壁面収納や造作棚を確保することがおすすめです。
最後に換気計画も重要です。
リビングと合わせて、窓の配置や換気扇を考えることで、より効率的に空気の流れを作ったり湿度を管理したりできるようにしましょう。

こちらのお住まいでは21畳という広いリビングに土間玄関を併設することで、非常に開放的な空間となっています。
必要に応じてカーテンで仕切ることも可能です。
土間リビングは、開放感、多機能性、デザイン性を兼ね備え、あなたの暮らしを豊かにする魅力的な空間です。
寒さや湿気などの懸念も、適切な設計と対策で十分に克服可能です。
ご自身のライフスタイルを明確にし、専門家と連携しながら計画を進めることで、後悔のない理想の土間リビングを実現できます。
この記事が、あなたらしい土間リビングのある家づくりに役立つことを願っています。