建築実例

子どもと大人の遊びを詰め込んだ家

離れて暮らすお母さまとの同居も視野に入れ、広めの家に住み替えることにしたKさん家族。

以前の住まいはテレビ番組で取り上げられるほどのデザイナーズ住宅だったが、

デッドスペースが多く、やや手狭に感じていたという。

 

そんな夫婦が新しい家にいちばん求めたのは、

「たくさんの遊びが詰まった、ゆったりとしたロフト」。

けれども、広いロフトの実現には「北側斜線」の制限を受けない土地を探す必要があった。

「素人では判断が難しい土地の条件も、不動産会社の方が私たちの要望を理解し、

候補を絞ってくれました。間違った選択をしそうになった時も、

『その土地ではロフトが狭くなりますよ』と的確にアドバイスをいただけて、

本当に心強かったです」と夫人は話す。

 

プロの助言を得て出会った理想の土地に、建築士の赤秀さんが描いたのは、

赤秀さん自身も「こんなに広いのは初めて」と驚く11.1畳の大ロフト。

そこには書斎、オーディオスペース、そしてライブラリーと、

夫婦が思い描いた通りの”遊び”が詰まっている。

 

明確なビジョンと専門家との見事な連携により、唯一無二の住まいが完成した。

家族構成 夫婦+子ども1人
所在地 東京都杉並区
本体価格帯 3000万円~3499万円
敷地面積 88.89㎡(26.8坪)
延床面積 88.69㎡(26.8坪)
竣工年月 2023年7月

担当
赤秀 莉菜

いちばん落ち着く私の場所
LDKの一角には小上がりのタタミコーナーを。床下はオリジナルで造作した収納スペースになっている。夫人は「ごろりと寝転んだり、最近始めたベースの練習をしたり。地窓からの光も心地よくて、私のお気に入りの場所です」と微笑む
迷った時間も愛おしい
モルタルのような質感のキッチンに木の温もりを合わせ、カフェのような雰囲気に。ダイニングテーブルも同じグラフテクトでそろえ、空間に統一感を生んだ。夫人が迷いに迷って選んだというシンプルなタイルは、コンセント位置まで計算された美しい仕上がり。建築士・赤秀さんの職人技が光る
無意識のグッドデザイン
「外観はあまりこだわっていないんです」と夫婦は謙遜するが、そこには住宅地で快適に暮らすためのセオリーが詰まっている。通りに面した開口部を最小限にしてプライバシーを守り、無駄なく駐車スペースを確保。意識せずとも、機能美をまとった佇まいに
遊びが生まれる場所
空間を限界まで活かしたL字型のロフトは、書斎、音楽、読書と、Kさんの”好き”が詰まった大人の秘密基地。造作の本棚はベンチも兼ねており、時間を忘れて読書に没頭できる。お子さんたちが、この本棚をカウンターに見立てて“お店屋さんごっこ”を始めることも。家族の数だけ使い方が生まれる
冬はガスであっためる
LDKに開放感をもたらす鉄骨のスケルトン階段。同社のモデルハウスを参考にした、お気に入りの眺めだ。冬に暖かいガスファンヒーターを使えるように、あらかじめガス栓を設置。「重い灯油を運ぶ手間がなくなったので本当に快適です」とKさんは話す
デザインも、収納も、あきらめない
以前の家で、パーツごとにメーカーが違うオーダーキッチンに苦労した経験から、「今回はシステムキッチンで」と決めていたKさん。建築士に紹介されたグラフテクトのキッチンは、既製品とは思えないほどデザイン性が高く、収納力も抜群。理想のキッチンに出会えたと満足そう
リビングが散らからない理由
ダイニングテーブルのすぐ後ろには、大容量のリビング収納を。お子さんの学校の書類や常備薬、文房具など、つい散らかりがちな細々としたモノたちの指定席だ。「使う場所の近くにしまう」というシンプルなルールが、いつもすっきりとしたリビングを保つ秘訣
夫のコーヒー、妻のグリーン
広々としたキッチンカウンターは、Kさんお気に入りのコーヒースタンド。ここで豆を挽き、丁寧にハンドドリップする時間が、最高のリフレッシュになるそう。特注のウォールラックに、夫人が好きな植物を飾れば、夫婦それぞれの”好き”が詰まった、ギャラリーのような空間に
趣味の道具もまるごとOK
玄関脇のシューズインクローゼットは、天井まで余すことなく使える大容量の収納スペース。棚を造作し、Kさんのスキー板や大きなキャンプ道具もすっきりと納まるように計画した。かさばる趣味の道具も、もう置き場所に困らない
階段の下の落ち着く空間
トイレは階段下のスペースを有効活用。圧迫感が出ないよう計算された空間は、かえって心地よい”おこもり感”を生んでいる。むき出しの階段の木と、壁のシックなグレーのクロス。異素材の組み合わせが、空間をおしゃれに演出する
おもてなしのセカンドシンク
1階の廊下に設けた、セカンドシンク。これは、ゲストに気兼ねなく手洗いを使ってもらいたいという、夫人のアイデアから生まれた。家族が使うプライベートな脱衣室を見せることなく、いつでも気持ちよく使ってもらえる。おもてなしの心が詰まった、小さな工夫だ
おそうじ基地
リビング収納の足元には、ロボット掃除機のための専用基地を。いつでもスムーズに出動・帰還できるよう、ぴったりサイズの空間を確保した。もちろん中で充電できるようコンセントも完備。空間をすっきりと見せながら日々の掃除を楽にしてくれる、縁の下の力持ちだ

その他の建築実例