建築実例

空とつながるアウトドアリビング

閑静な住宅街に建つAさん邸。

2階へ上がると、高い天井と圧倒的な解放感に満ちたLDKが迎えてくれる。

 

この伸びやかな空間の主役は、リビングとひと続きの大きなバルコニー。

角地による建蔽率緩和の利を活かして、敷地のポテンシャルを最大限に発揮したプランだ。

「私の子どもも小さい時に、バルコニーで楽しそうに遊んでいました。

Aさんご家族にも外を感じる心地よい時間をご提案したかったんです」

そう語るのは担当建築士の鶴田さん。

外へと開かれた設計により、室内にはいつでも自然な光と風が通り抜けている。

 

さらにLDKは、ロフトへ続く勾配天井や高窓を組み合わせることで、

縦にも横にも視線が抜ける工夫が施された。

27.1坪という数値以上の広がりを感じさせる空間は、

訪れる友人にも「初めてなのに落ち着く」と大好評だという。

 

住み心地の良さを支えているのは、何気ない雑談から生まれた機能的な設計。

鶴田さんは会話の端々から家族のライフスタイルを掬い取り、

夫婦それぞれの書斎や、生活動線に沿った大容量収納など

家族の日常に寄り添う工夫を随所に取り入れた。

 

家族のこだわりとプロの視点が溶け合い、細部まで暮らし心地を追求した住まい。

現在は、バルコニーをタイルデッキにアップデートする計画が進行中だそう。

「外でご飯を食べたり、絵を描いたりしたいですね」そう語るAさん。

家族の暮らしは、さらに広がりそうだ。

家族構成 夫婦+子ども2人+猫
所在地 東京都
敷地面積 102.21m2 (30.9坪)
延床面積 89.91m2 (27.1坪)
竣工年月 2025年7月

担当
鶴田 慎一郎

光が集まるリビング
南面に設けた大きな窓から心地よい陽光が差し込む2階LDK。ロフトへ続く勾配天井と高窓の組み合わせが、視線を縦にも横にもすっきりと広げてくれる。外観のアクセントにもなっているリズム感のある三連窓が、室内にやわらかな表情を添えている
特別な日常が生まれる場所
リビングの延長で使えるように、現在はタイルデッキへのアップデートを計画中のバルコニー。電源もあらかじめ確保されており、ゆくゆくはここご飯を食べたり、子どもとお絵描きをしたり、楽しみは尽きない
顔は見えない。でも安心
リビング上部は吹き抜けの勾配天井で、ロフトと緩やかにつながる空間構成。リビングに集う家族と、ロフトで過ごす子どもたちが互いの気配を感じることができる
あえてのLD+K
リビングダイニングの広さを最大限に確保するため、壁付けタイプのキッチンを採用。LDKとの間に緩やかな仕切り壁を設けることで、調理中の手元や雑多になりがちな空間をさりげなくカバーしている。空間を緩やかに分けるゾーニングにより、リビングの美しさを一層引き立てる
お気に入りが映えるキャンバス
白を基調としたシンプルで上品な内装に、インテリアやグリーンが美しく映える。高い位置に配した高窓から取り込んだ光が壁や床に優しく反射し、昼間は照明をつけずとも空間全体が自然な明るさに包まれる。上部からのダイナミックな視線の抜けが、住まい全体の上質な空気感を際立たせている
賢く、美しく備える
キッチンの奥には、壁一面に棚を備えた大容量のパントリーを配置。食材のストックやキッチン家電、日用品までを一手に引き受ける。リビング側からは完全に死角となる位置に設計されているため、生活感をスマートに隠し、居住空間をいつも綺麗に保てる
お絵描きがアートに
天井には空間にすっきりと馴染むホワイトのスポットライトとダクトレールを選択。装飾を削ぎ落としたシンプルで上質な空間だからこそ、季節のお花や子どもの飾ったお絵描き、選び抜いたインテリア小物が鮮やかに引き立つ
集中も、リラックスも
寝室の奥行きを活かして配置されたAさんの書斎。タインデザインのモデルハウスを見学した際に印象的だった間取りを参考にそのまま再現したという。寝室から一歩奥まることで生まれるこもり感が心地よく、在宅ワークや趣味に没頭できるスペースだ
元気をもらう、私だけの場所
「夫婦それぞれの書斎が欲しい」という要望から、LDKの一角に作られた夫人専用のワークスペース。鮮やかなイエローのアクセントクロスが気分を明るく彩る。キッチンからのアクセスも良く、在宅ワークの合間にサッと家事をこなせる、機能的で愛着の湧く場所
あえてつくった死角のワケ
試行錯誤を重ねて選んだアイボリーのサイディングに、窓枠やバルコニーのブラウンが品よく映えるモダンな外観。玄関はあえて道路側ではなく北側に配置することで、ドアを開けた際に室内が直接見えないプライバシーに配慮した設計となっている
小さなストレスを見落とさない
廊下と階段のどちらの開口もカバーできる2WAY仕様のスライドドア。鶴田さんからの提案で採用されたアイデア建具だ。引き戸タイプにすることで書斎のドアとも干渉せず、限られたスペースを最大限に有効活用。日々の移動をストレスフリーにしてくれる
玄関をすっきりキープ
家族全員の靴はもちろん、傘やゴルフバッグ、スーツケースや子ども用の乗り物までたっぷり収納できるシューズインクローゼット。棚板は可動式で、入れるものの高さに合わせて柔軟に調整可能だ。玄関まわりに物が溢れず、いつでもクリアな空間を維持できる
ただいま!を明るく出迎える
大きなFIX窓から明るい光が差し込む玄関ホール。奥へと視線がすーっと抜ける設計により、一歩足を踏み入れた瞬間に広がりを感じさせる
みんなの隠れ家
本やおもちゃ、季節ものの布団などをまとめて収納できる大容量のロフト空間。収納場所としてだけでなく、子どもたちが遊んだり、時には布団を敷いて寝転んだりと、使い方は自由。「何でも収まるから本当に便利」とAさんも大満足だ
いまは一つ、いつか二つ
子ども部屋は、子どもの成長やライフスタイルの変化に合わせて、簡単に間仕切りができる柔軟な構造を採用。それぞれの好みに合わせたアクセントクロスを取り入れ、かわいらしく個性の光る空間に仕上げた
安眠の鍵はプライバシーと安全
「1階は防犯のために窓を極力少なくしたい」というAさんのオーダーに対して、寝室にはハイサイドライトを採用。外からの視線を遮ってプライバシーと安全性をしっかり確保しつつ、天井付近から心地よい採光を確保。落ち着いたトーンが安眠を誘う
外の汚れを持ち込まない新習慣
玄関ホールに洗面台を配置して、外から帰ってきてすぐに手を洗える動線に。2階のリビングへ上がる前に手洗いが完結するため、室内を綺麗に保てる。朝のお出かけ前の身支度もスムーズだ
家族全員、快適に
階段下のデッドスペースを有効活用した愛猫のトイレコーナー。空間の凹みにぴったりと収まるため、通路の邪魔にならず見た目もすっきり。近くに洗面台がある回遊動線のため、日々のシート交換や掃除などのお手入れもスムーズに行える

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