2026.08.17
「横浜で注文住宅を建てたいけれど、結局いくらかかるのかがわからない」
——そんな悩みを抱えていませんか。
横浜市は18の区からなり、区によって土地の価格に約10倍の開きがあります。そのため、どの区を選ぶかで総額が数千万円単位で変わるのが横浜の家づくりの最大の特徴です。逆にいえば、エリアの選び方さえ間違えなければ、東京23区では難しい広さや平屋も予算内に収まります。
本記事では、横浜で注文住宅を検討している方に向けて、土地込み総額の相場・18区のエリア別土地価格・住環境の魅力・高低差や擁壁の注意点まで、結論からわかりやすく丁寧に解説します。
建築士と二人三脚で家族の思い出までつくるタインデザインの家づくりまで、ぜひ最後までご覧ください。
目次

横浜市は東京23区に比べて土地を取得しやすく、同じ予算でも敷地面積に余裕を持たせやすいエリアです。まずは総額の目安から確認しましょう。
住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」によると、首都圏で土地を購入して注文住宅を建てた場合の平均は建設費が約3,506万円、土地取得費が約2,285万円、総額で約5,791万円です。横浜市はこの首都圏平均に近い水準にあり、区の選び方次第で上下に振れます。
実際の目安を整理すると、次のようになります。
・栄区・瀬谷区・金沢区など:土地35坪+建物32坪で 総額 約4,500万〜5,500万円
・港北区・都筑区・青葉区など:土地35坪+建物35坪で 総額 約6,000万〜7,500万円
・西区・中区・神奈川区など:土地25坪+建物32坪で 総額 約7,500万〜1億円
東京23区で同じ延床面積の家を建てる場合と比べると、横浜市の郊外区では土地代が数千万円単位で抑えられ、そのぶんを建物や外構に配分できるのが大きな違いです。
横浜市の郊外区では敷地に余裕があるため、2階建てで延床32〜38坪という構成が主流です。建物本体の目安は2,800万〜4,000万円で、3階建てが前提になりやすい都心部より構造コストは抑えられます。
土地40坪以上を確保できるエリアであれば、平屋という選択肢も現実的です。ただし同じ延床面積なら基礎と屋根の面積が増えるため、坪単価は2階建てより1〜2割高くなるのが一般的です。土地代を抑えられる横浜の郊外区だからこそ成立しやすい計画といえます。
総額を見誤りやすいのが、本体工事費以外の費用です。横浜では次の項目を見込んでおく必要があります。
・造成・擁壁工事費(高低差のある敷地では数百万円規模になることも)
・地盤調査・地盤改良費(低地・埋立地・盛土造成地で発生しやすい)
・解体費(既存建物がある場合)
・上下水道の引き込み・再敷設費用
・設計監理料・確認申請費用
・外構工事費(敷地が広いぶん都心部より高くなりやすい)
とくに擁壁と地盤改良は、土地の価格差を打ち消してしまうほどの金額になることがあります。「安く買えた土地」が結果的に割高になる典型がこの2つなので、土地の検討段階から確認しておいてください。

2026年(令和8年)の公示地価では、横浜市の平均地価は1㎡あたり約41万9,000円、坪単価に換算すると約139万円、前年比+4.60%の上昇となりました。神奈川県全体の住宅地も+3.4%と5年連続の上昇が続いています。
ただし、横浜市を平均値で捉えるのは危険です。区別の平均地価を見ると、最も高い西区と最も低い栄区では約9.8倍の開きがあります。
横浜駅・みなとみらい・関内を擁する都心部です。地価は23区の住宅地に近い水準まで上がります。
・西区:約188万円/㎡(坪約623万円)
・中区:約85万円/㎡(坪約280万円)
・神奈川区:約55万円/㎡(坪約181万円)
このエリアでは土地25坪前後で3階建てを計画するケースが中心となり、東京23区の家づくりに近い進め方になります。
東急東横線・田園都市線、横浜市営地下鉄ブルーラインの沿線で、教育環境の評価が高く子育て世帯の流入が続くエリアです。都筑区の住宅地は坪約105万円(前年比+3.97%)となっています。
港北ニュータウン(都筑区)に代表される区画整理された街並みでは、歩車分離が徹底され、公園や学校が計画的に配置されています。土地35坪前後で延床35坪の2階建てが標準的な計画です。
都心までの所要時間は長めですが、そのぶん土地価格が抑えられ、広い敷地を確保しやすいエリアです。
・金沢区:約23万円/㎡(坪約75万円)
・瀬谷区:約22万円/㎡(坪約72万円)
・栄区:約19万円/㎡(坪約64万円)
相鉄線の都心直通運行の開始により、旭区・瀬谷区方面のアクセスは大きく改善しました。通勤時間を10分延ばすだけで土地予算が数百万円単位で変わるのが横浜の特徴なので、許容できる通勤時間の上限を先に決めることをおすすめします。

横浜市は、東京23区へのアクセスを保ちながら、同じ予算でより広い敷地を確保できるという明確な強みを持つエリアです。
横浜市には、東急東横線・田園都市線、JR東海道線・横須賀線・根岸線、京急線、相鉄線、横浜市営地下鉄など、多数の路線が通っています。
東急東横線や田園都市線を使えば渋谷まで乗り換えなしで到達できます。通勤時間と土地価格のバランスを、路線の選択で調整できる点が横浜の大きな利点です。
土地代を抑えられる結果、土地40坪以上を確保して平屋を建てる、庭やビルトインガレージにゆとりを持たせるといった、23区では難しい選択が現実的になります。
土地代を抑えた分を建物や外構に配分できるため、住まいの完成度そのものを上げやすいのも特徴です。ただし敷地が広いほど外構費は膨らみ、駐車場・アプローチ・フェンス・植栽を合わせると200万〜500万円規模になることも珍しくありません。最初から総予算の一部として組み込んでおくことをおすすめします。
港北ニュータウンに代表される計画的に整備された街並みから、青葉区の落ち着いた住宅街、海辺の金沢区まで、求める暮らしに合わせて街の性格を選べるのが横浜の魅力です。
丘陵地ならではの緑の多さや眺望の良さも、横浜の住宅地が長く支持されてきた理由といえます。

横浜市は丘陵地が多く、坂道と高低差のある敷地が数多く存在します。この地形をどう扱うかが、横浜の家づくりで最も金額が動くポイントです。
道路と敷地に段差がある土地では擁壁が必要になり、新設・補強となれば数百万円規模の費用が発生します。
特に注意したいのが、既存の擁壁がある土地です。古い擁壁が現行の基準に適合していない場合、建築確認の際につくり直しを求められることがあり、その費用は土地代の割安分を超えることもあります。
丘を削って造成された宅地では、切土部分と盛土部分で地盤の強度が異なり、不同沈下を防ぐために地盤改良が必要になるケースがあります。
土地の資料を見る段階で、造成年代や旧地形を確認しておくことが有効なリスク対策になります。低地・埋立地でも同様に、地盤改良費を予算に織り込んでおくべきです。
高低差はコスト面では負担になる一方、設計次第では横浜ならではの価値に変えられます。
道路より低い敷地では、道路面からの階を地下階として扱えるケースがあります。住宅の地下室は条件を満たせば延床面積の3分の1までを容積率の計算から除外できるため、高低差を床面積に変えられる場合があります。逆に道路より高い敷地では、上階からの眺望が大きな資産になります。丘の上の敷地でLDKを2階に配置し、開口部を眺望方向へ集約する計画は、横浜の住宅地で効果の大きい手法です。

横浜の家づくりでは、土地の条件を読み解く力が結果を左右します。依頼先を選ぶ際の判断軸を整理します。
大手ハウスメーカーは品質の安定と保証の手厚さが強みですが、規格から外れる傾斜地・変形地では割高になりやすく、間取りの自由度にも制約が出ます。横浜に多い高低差のある敷地では、この点が課題になりがちです。
地域の工務店は価格を抑えやすい一方、会社ごとの技術力・デザイン力の幅が大きくなります。設計事務所は建築士が直接向き合い、高低差や斜線制限といった制約を逆に空間の個性へ変えられるのが強みです。横浜のように「敷地に余裕はあるが地形の条件が複雑」というエリアでは、設計力が住み心地に直結します。
平坦な土地しか手がけてこなかった会社と、高低差のある敷地を数多く経験している会社では、擁壁やアプローチの提案力に差が出ます。
施工事例を見る際は、写真の印象ではなく「どんな敷地条件を、どう解決したか」が説明されているかを確認してください。高低差のある土地、造成地、変形地といった具体例を挙げてもらい、何が課題になり、どう対処したのかを聞くと、実力が見えてきます。
横浜の家づくりで最も避けたい失敗は、土地を購入した後に擁壁のつくり直しや地盤改良が判明し、建物の予算を削らざるを得なくなることです。
そのため、土地の資料段階で「その敷地に何がどこまで建つのか」「追加でいくらかかりそうか」まで検証してもらえる会社を選ぶことが、最も効果的なリスク対策になります。土地を決めてから設計者を探すのではなく、並行して進めるのが安全です。

横浜・川崎を含む首都圏で注文住宅を検討するなら、ぜひ知っていただきたいのがタインデザイン一級建築士事務所(誠賀建設)です。
「一生語り合える、家づくりを」をコンセプトに、家そのものだけでなく家づくりのプロセスまで含めて、家族の大切な思い出となる時間を一緒につくることを大切にしています。
| タイプ | 設計事務所 |
| 所在地 | 東京都小平市鈴木町 |
| 対応エリア | 小平市・武蔵野市・三鷹市・西東京市・横浜市・川崎市・世田谷区・大田区 |
最大の特徴は、建築士が最初から最後まで一貫して関わる点です。営業担当ではなく、設計のプロが直接ヒアリングを行い、家族のこれまでの記憶やエピソードを丁寧に聴き取りながら、「どんな時間を、どんな風景の中で過ごしたいか」を一緒に言語化していきます。
設計と施工を自社で一貫して手がけるため、プラン検討の段階から工事費の見通しを立てながら進められます。「図面はできたが予算に収まらず、仕様を大幅に落とすことになった」という手戻りを防げるのが、設計施工一貫体制の大きな利点です。
横浜のように、高低差や造成地といった不確定要素の大きい敷地が多いエリアでは、土地の個性を読み解き、暮らしに合わせて空間を設計する力が問われます。
タインデザインなら、土地探しの段階から建築士に相談でき、その敷地に何がどこまで建つのか、擁壁や地盤改良にどの程度の費用がかかりそうかを検証したうえで、実現できる建物の規模とおおよその費用感をお伝えできます。

横浜で注文住宅をご検討中の方から多くいただく質問をまとめました。
土地から購入する場合、総額4,500万円〜8,000万円が目安です。
横浜市の平均地価は坪約139万円ですが、区によって約10倍の差があるため、栄区・瀬谷区などなら4,500万円台から、西区・中区なら7,500万円以上と幅が出ます。建物本体は延床32〜38坪の2階建てで2,800万〜4,000万円程度を見込んでください。
2026年公示地価では、栄区(坪約64万円)、瀬谷区(坪約72万円)、金沢区(坪約75万円)が横浜市内で低い水準です。
一方で最も高い西区は坪約623万円と、約9.8倍の差があります。都心への通勤時間が長くなるぶん土地価格が下がる構図のため、許容できる通勤時間から逆算してエリアを絞るのが現実的です。
一概に避ける必要はありません。高低差のある敷地は相場より割安に出ることが多く、設計次第で眺望や地下階といった価値に転換できます。
ただし擁壁の新設・補強が必要な場合は数百万円規模の費用が発生し、既存擁壁が現行基準に適合していないとつくり直しを求められることもあります。購入前に建築士へ確認することが前提条件です。
できます。土地40坪以上を確保できる郊外区であれば、平屋は現実的な選択肢です。
階段がないぶん生活動線がまとまり、構造的にも安定します。ただし同じ延床面積なら基礎と屋根の面積が増えるため、坪単価は2階建てより1〜2割高くなるのが一般的です。土地代を抑えられる横浜の郊外区だからこそ成立しやすい計画といえます。

横浜で注文住宅を建てるには、エリア選び・擁壁や地盤のリスク・会社選びなど、検討すべきことが少なくありません。しかし、信頼できるパートナーと一緒に進めることで、不安をワクワクに変えながら家づくりを楽しむことができます。横浜は都心アクセスを保ちながら広い敷地を確保でき、平屋や庭のある暮らしまで選べる魅力的なエリアです。
大切なのは、「どんな家を建てるか」だけでなく、「どんな時間を過ごしながら家をつくるか」という視点を持つことです。家づくりのプロセスそのものが、家族の大切な思い出になります。まずは気になる住宅会社に相談し、家づくりの夢を語るところから始めてみてはいかがでしょうか。
タインデザイン一級建築士事務所では、家族の物語を一緒に紡ぐ家づくりを大切にしています。「まだ何も決まっていないけれど、話だけ聞いてみたい」という段階のご相談も歓迎です。家づくりの夢を、ぜひ聞かせてください。